インターネットの世界へ

さて、インターネットの世界へ飛び出す前に重要な話があります。

実は、ネットワークに接続された機器は誰にでもメッセージが送れるわけではありません。
ネットワークに接続された機器へのメッセージは同一のネットワークアドレスに所属している機器にしかメッセージが届きません。
つまり、ブロードキャストのメッセージが届くところにしかメッセージが届かないのです。

っと、ここまでが前回のあらすじ

ルーターの役割

gateway

ネットワーク図の登場3回目ですが。インターネットとネットワークの間に謎の物体があることに気が付いていましたか?

謎の物体の名称はROUTER(ルーター)といいます。
ルーターにはアドレスが2つ振られています。1つはxxx.xxx.xxx.xxx となっています。これは外部ネットワークのアドレスで、インターネットに接続する際にインターネットプロバイダーから割り当てられます。
もう一つはのアドレスには192.168.1.1というアドレスが割り当てられています。

192.168.1.1 は 192.168.1.0/24 の同一ネットワークですね。
このアドレスは、192.168.1.0/24 のネットワークでデフォルトゲートウェイと呼ばれるIPアドレスになっています。

実は、IPネットワークでは、経路が分からないIPアドレス宛のパケットは、デフォルトゲートウェイに転送されるようになっているのです。

ゲートウェイといえば

若い人がゲートウェイといえば、2020年にできたJR東日本のおしゃれな駅、高輪ゲートウェイですか?
おじさんはやっぱりゲートウェイといえば、元は1985年に設立されたアメリカの牛柄パッケージのコンピュータメーカーを思い出しますねぇ。どうも最近、米国では復活したようですが...

そういうくだらない前置きは置いておいて
ゲートウェイは、異なるネットワーク同士を中継する仕組みの総称です。
つまり、内部ネットワークとインターネットなどの外部ネットワークを接続するための機器がゲートウェイなのですが、その役割をもった機器がルーターなのです。